1、ベンチャー投資
Qualcomm Venturesが5G、IoT、メタバースに注目
3月、Qualcomm Venturesと親会社のQualcommは、メタバースに関連する技術を支援する1億ドルの新しいファンドを発表した。この取り組みは、Qualcommが様々な分野に深く入り込んでいること、そして22歳のベンチャー企業がエコシステムの構築に尽力していることを改めて認識させるものである。
前途多難なフィンテック企業Bolt
サンフランシスコに拠点を置く、評価額110億ドルのフィンテック企業Boltは、かつて投資家から最も高く評価されたスタートアップ企業のひとつと考えられていた。しかし、報道によれば、同社は現在従業員の約3分の1にあたる約250人を解雇する計画だという。
Musk氏がTwitterの買収で335億ドルの自己資金を投入
SECに提出された新しい書類によると、TeslaのCEOであるMusk氏は、Twitterを買収するために335億ドルの自己資金を投入したという。彼はまた、創業者のJack Dorsey氏を含む他のTwitterの株主と、同社の株式を保持することについて議論している。
Stableが6,000万ドルを調達
商品価格へのエクスポージャーを管理するリスク管理プラットフォームのStable は、Acrew Capitalが主導するシリーズBラウンドで6,000万ドルを調達した。
Assembled が5,100万ドルを調達
カスタマーサポートチームの規模拡大を支援するワークフォースマネジメントプラットフォームのAssembled は、New Enterprise Associatesが主導するシリーズBラウンドで5,100万ドルを調達した。
Meterが3,800万ドルを調達
企業向けにインターネットインフラを提供するMeter は、Lachy Groomが主導するシリーズBラウンドで3,800万ドルを調達した。
Riveryが3,000万ドルを調達
データ運用向け統合ソリューションであるSaaSプラットフォームを提供するRiveryは、Tiger Global Managementが主導するシリーズBラウンドで3,000万ドルを調達した。
ZenLedgerが1,500万ドルを調達
暗号通貨の税金を簡素化し、投資家や税務専門家のポートフォリオ管理を支援する分析スタートアップのZenLedgerは、ParaFi Capitalが主導するシリーズBラウンドで1,500万ドルを調達した。
Sequoia Capitalが創業者に警告を発する
今週もまた、スタートアップ企業に対して「良い時代は終わった」というメッセージが発信された。今回のメッセージは、2008年に「R.I.P Good Times」メモを発行したことで有名なSequoia Capitalから、ベンチャー市場にとって不確実性の高い「るつぼ」の時期であるという警告を直接受けたものであった。
TripActionsが90億ドルの評価額と報じられる
出張・経費管理のプラットフォームであるTripActionsが、90億ドルの評価額で資金調達の交渉中であると報じられている。同社は前回、10月にGreenoaks Capitalが主導したシリーズFラウンドで2億7,500万ドルを調達している。このときの評価額は72億5,000万ドルで、今回報じられた新ラウンドでは評価額が大幅に引き上げられることになる。
Elon Musk氏のSpaceXが15億ドルを調達、評価額が125億ドルに
多作で物議をかもす技術億万長者Elon Musk氏が設立した宇宙輸送会社SpaceXは、新たな資金調達ラウンドで少なくとも15億ドルを調達したと報じられている。
FINNが1億1,000万ドル を調達
持続可能なモビリティを実現するために、月額制の自動車販売サービスを提供するFINNは、Korelya Capital が主導するシリーズBラウンドで1億1,000万ドル を調達した。
Babel Financeが8,000万ドルを調達
機関投資家やHNW投資家にサービスを提供するグローバルな暗号通貨金融サービスプロバイダーBabel Financeは、10T Holdingsが主導するシリーズBラウンドで8,000万ドルを調達した。
Nisosが1,500万ドルを調達
アクティブディフェンス技術に対応したサービスや製品を提供するインテリジェンス・マネージドファーム のNisosは、Paladin Capital Groupが主導するシリーズBラウンドで1,500万ドルを調達した。
Googleがスペインに初のクラウド地域を開設、現地のデータ主権ニーズに対応
Google は、スペインの通信大手 Telefónica と提携する計画を発表してから約 2 年後に、スペインに同社初のクラウド地域を正式に開設した。この新地域は、Googleにとって世界で33番目の拠点となり、同地域の企業に対して低遅延のデータ転送とクラウドサービスを約束するものである。Googleは現在、イスラエル、カタール、サウジアラビアなどでもクラウド地域の開発を進めている。
AmplitudeがSnowflakeとの直接データ共有に対応
製品分析とデジタル最適化技術のプロバイダーであるAmplitudeは、モンタナ州に本社を置くデータ企業Snowflakeとのデータ共有インテグレーションを開始した。この統合により、Amplitudeを利用する企業は、すべての製品分析データをSnowflakeインスタンスに直接統合したり、Snowflakeプラットフォームから提供されるデータ共有に読み取りアクセスを確立したりすることができるようになる。
WhiteSourceが現メンド、セキュリティ向上のための自動リメディエーションを発表
アプリケーションセキュリティベンダーのWhiteSourceは、オープンソースソフトウェアとカスタムコードの両方に対するリメディエーションを提供する新しいプラットフォームを発表。これに加えて、同社は新しいブランドアイデンティティと名称「Mend」を発表した。同社は、この新しいブランドは、現在セキュリティチームと開発チームの間に存在するサイロを取り除くというコミットメントを表していると述べている。
SoftBankが支援するメキシコ発の新ユニコーン
世界がサプライチェーンの混乱に巻き込まれる中、ロジスティクスは大きなジネスとなっており、この問題を解決しようとする技術系企業は、巨額な資金を集め続けている。メキシコを拠点とする貨物輸送会社Nowportsは、SoftBank主導のシリーズCラウンドで1億5,000万ドルを調達しただけでなく、このラウンドで11億ドルの評価額を得てユニコーンの地位を確立した。
心臓の健康管理アプリを構築するMiga Healthが1,200万ドルを調達
心臓の健康状態を理解することに焦点を当てたスタートアップMiga Healthは、シードラウンドで1,200万ドルを調達した。
Fireworkが1億5,000万ドルを調達
ウェブサイトやアプリにインタラクティブなビデオ体験をもたらすデジタルエンゲージメントプラットフォームのFireworkは、SoftBank Vision Fundが主導するシリーズBラウンドで1億5,000万ドルを調達した。
ADDXが5,800万ドルを調達
プライベートマーケット投資向けデジタル証券プラットフォームのADDXは、Stock Echange of Thailandが主導するシリーズBラウンドで5,800万ドルを調達した。
Regrow Agが3,800万ドルを調達
農学とシナリオプランニング、モニタリング、レポーティング、検証を組み合わせたデジタルプラットフォームのRegrow Agは、Galvanize Climate Solutionsが主導するシリーズBラウンドで3,800万ドルを調達した。
SparkChargeが2,300万ドルを調達
電気自動車用の充電ステーションを提供する自動車メーカーSparkChargeは、Pendulum Holdingsが主導するシリーズAラウンドで2,300万ドルを調達した。
女性創業者の起業が盛んな州と遅れている州
スタートアップが盛んな米国のすべての州で、女性創業者のベンチャー企業への出資比率は4分の1未満である。しかし、ミネソタ州などでは上位に近く、またユタ州などでは下位に近いという結果が出ている。
Monte Carloが1億3,500万ドルの調達でユニコーンの仲間入りを果たす
データの信頼性を追跡するサンフランシスコのMonte Carloは、IVPが主導するシリーズDラウンドで1億3,500万ドルを調達した。同社は現在16億ドルの評価を受けており、Crunchbaseのユニコーン・ボードに新たに加わったことになる。
BUDが3,700万ドルを調達
ユーザーが球根状の3Dキャラクターを構築、共有、作成することができるメタバース・ユーザー・ジェネレーテッド・プラットフォームのBUDは、Sequoia Capital Indiaが主導するシリーズBラウンドで3,700万ドルを調達した。
Nextbillion.aiが2,100万ドルを調達
ビジネスマッピングとデータ管理向けにAIを活用したハイパー・ローカル・ソリューションを開発しているNextbillion.aiは、Mirae Asset Global Investmentsが主導するシリーズBラウンドで2,100万ドルを調達した。
Arcadiaが2億ドルを調達
企業がクリーンエネルギー製品を構築するために、集約されたエネルギーデータにアクセスできるプラットフォームを開発するArcadiaが、2億ドルを調達した。
Observeが7,000万ドルを調達
SaaS企業向けにソフトウェア観測プラットフォームを提供するObserveは、「シリーズA-2」ラウンドで7,000万ドルを調達した。
LucidLinkが2000万ドルを調達
Netflixなどの企業がクラウドから直接データをストリーミングできるようにするクラウドストレージ・データストリーミングプラットフォームのLucidLinkは、2,000万ドルを調達した。
Pyramid Analyticsが1億2,000万ドルを調達
ビッグデータ解析のためのディシジョン・インテリジェンス・プラットフォームを提供するPyramid Analyticsが、シリーズEラウンドで1億2,000万ドルのを調達した。
Argoのエンタープライズ企業Akuityが2,000万ドルを調達
Kubernetesアプリ配信の「Argoエンタープライズ」企業Akuityが、2,000万ドルを調達した。
アプリケーションパフォーマンス監視プラットフォームSentryが9,000万ドルを調達
MicrosoftやDisneyに採用されているアプリケーションパフォーマンス監視プラットフォームのSentryが、シリーズEラウンドで9,000万ドルを調達した。
Teleportが1億1,000万ドルを調達
ソフトウェアエンジニア向けにIDベースのインフラアクセス管理プラットフォームを提供するTeleportが、1億1,000万ドルを調達した。
PocketLawが1,100万ドルを調達
企業向けに法的契約の作成、署名、管理を可能にする自動化プラットフォームを提供するPocketLawが1,100万ドルを調達した。
HRテックが今週のトップラウンドで4億ドルを調達
スタートアップ企業の資金不足が叫ばれる中、投資家による大規模な資金調達はまだ続いている。今週は、米国で2億5,000万ドル以上のラウンドが3件発表された。バイオテクノロジーとフィンテックは、市場が軟化しても、依然としてVCの共感を得ているようだ。
Noyoが4,500万ドルを調達
医療保険と福利厚生に特化した最新のデータインフラを提供するNoyoは、Norwest Venture Partnersが主導するシリーズBラウンドで4,500万ドルを調達した。
Bravadoが2,600万ドルを調達
B2B 営業担当者向けにコミュニティ・プラットフォームを提供するBravado は、Tiger Global Managementが主導するシリーズBラウンドで2,600万ドルを調達した。
Everstream が2,400万ドルを調達
サプライチェーンのレジリエンスとアジリティを向上させる実用的なインサイトを提供するEverstream は、Morgan Stanley Investment Managementが主導するシリーズAラウンドで2,400万ドルを調達した。
Fetcherが2,000万ドルを調達
採用プロセスを自動化するAI搭載のソーシングプラットフォームのFetcherは、Tola Capitalが主導するシリーズBラウンドで2,000万ドルを調達した。
2、ITニュース
相互運用性を促進するデジタルツイン規格
デジタルツインは、製品の設計・製造・運用方法を変革し、持続可能性と収益性を向上させる可能性を持っている。しかし、これまでのデジタルツインのプロジェクトは、特定のユースケースに焦点を当てたものがほとんどであった。デジタルツインの標準規格は、個々のデジタルツイン間の点を結びつけ、システム・オブ・システムを実現することを約束するものである。
Allen Instituteが汎用コンピュータビジョンモデルの新ベンチマークを発表
コンピュータビジョン分野のモチベーションを高めるのに、優れたベンチマークほど適したものはない。そこで、AI2として知られるAllen Instituteの研究チームは、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校と共同で、汎用コンピュータビジョンモデル のGRIT(General Robust Image Task)と呼ばれる新しい統一ベンチマークを開発した。
TigerGraphがグラフニューラルネットワークのML/AIモデリング用Workbenchを発表
データサイエンティスト向けグラフ分析プラットフォームのメーカーであるTigerGraphは、開催された「Graph & AI Summit」において、アナリストがMLモデルの精度を大幅に向上し、開発サイクルを短縮できるようにする新世代のツールキット「TigerGraph ML (Machine Learning) Workbench」を発表した。
半導体のメタバースがチップのイノベーションを加速
Imec Future Summitsカンファレンスの基調講演で、Lam ResearchのCEOであるTim Archer氏は、チップ製造プロセスを効率化できる「semiverse」と呼ばれる新しい半導体メタバースに関する取り組みについて述べた。
GoogleがChromeブラウザおよびOS向けの新しいデータ制御機能をリリース
Google は、Chrome オペレーティングシステム(OS)とブラウザへのユーザーアクセスを保護するために設計された Okta、BlackBerry、Samsung、Splunk 用のプラグアンドプレイ統合セットである Chrome Enterprise Connectors Framework をリリースすることを発表した。
デジタルツインを導入し、医薬品製造を促進
テクノロジーアドバイザリ企業のABIリサーチによると、製薬メーカーは、デジタルツインを使用して、製造工程を生産で使用する前にコンピュータ上でシミュレーション、テスト、最適化するなど、インダストリー4.0の考え方にますます関心を寄せているという。製薬会社がデジタルツインを含むデータ分析ツールにかける費用は、今後7年間で27%増加し、2030年には12億ドルに達すると予測されている。
Microsoft、責任あるAIをわかりやすくするための取り組み
責任あるAIは、実は今日のBuildニュースの多くの核心にあると、Azure AI担当コーポレートバイスプレジデントのJohn Montgomery氏は語っている。最も注目すべきは、Azure Machine Learningによる責任あるAIダッシュボードのプレビューで、データエクスプローラ、モデル解釈性、エラー分析、反実仮想、因果推論分析など、過去18カ月間に使用された機能を1つのビューにまとめたものである。
NvidiaがデータセンターをAI工場に変える計画の詳細を発表
台北で開催されたコンピュータ・ハードウェアショー「Computex」で、Nvidiaは、同社の願望を推進するための一連のハードウェア・マイルストーンと新しいイノベーションを発表した。重要なテーマは、より多くのデータ・インテリジェンスと人工知能のユースケースを実現するための性能強化であるという。
Informaticaの年次カンファレンスで発表されたデータ製品
Informaticaは、ラスベガスで開催された年次カンファレンスで、企業のさまざまなレベルにおけるデータアクセスとアプリケーションを簡素化し、意思決定のためのより良い洞察を迅速にユーザーに提供することに焦点を当てたソリューションを発表した。
日立エネルギーの新AIソリューションが樹木を解析して山火事を防止
米国西部では、巨大で美しい樹冠が電線に危険なほど接近して成長することがあり、破壊的な山火事の火種になることがある。実際、停電の70%は植生が原因であり、この数字は2009年から2020年にかけて前年比19%増となっている。
Imecがサステイナブルセミコンダクタプログラムを開始
ベルギー、ルーベンの半導体研究アクセラレータ、Imecは、半導体業界のカーボンフットプリントの削減を目的としたSustainable Semiconductor Technologies and Systems (SSTS) 研究プログラムの最初の成果を発表した。このプログラムには、AppleやMicrosoftなどの大手システム会社や、ASM、ASML、Kurita、Screen、東京エレクトロンなどの半導体サプライヤーが参加している。
専門家が自動化された意思決定がGDPRに違反する可能性があることを強調
AIと自動化は、現代の意思決定者がより効率的に仕事をするために頼る、中核的なツールの1つとして浮上している。実際、パンデミックの開始時点で、79%の組織が意思決定のためにAIを使用していると報告している。自動化された意思決定により、組織は業務を最適化できるようになった一方で、深刻なコンプライアンス違反への扉も開かれている。