1、ベンチャー投資
Aktis Oncologyが8,400万ドルを調達
新規の標的放射性医薬品を開発するバイオテクノロジー企業のAktis Oncologyは、Merck、Bristol Myers Squibb、Novartisなどの大手製薬会社が参加する延長ラウンドで8,400万ドルを調達した。
Landingが1億2,500万ドルを調達
アパート賃貸のサブスクリプションモデルを提供するアラバマ州のLandingは、シリーズCラウンドで1億2,500万ドルを調達した。
Lumachainが2,000万ドルを調達
食品サプライチェーンにおける品目の原産地、状態などを追跡するサプライチェーンプラットフォームのLumachain は、Bessemer Venture Partnersが主導するシリーズAラウンドで2,000万ドルを調達した。
Thirdwebが2,400万ドルを調達
Web3アプリ、NFT、マーケットプレイス、DAOなどを構築する開発者向けツールのthirdweb は、Haun Venturesが主導するシリーズAラウンドで2,400万ドルを調達した。
Almaが1億3,000万ドルを調達
セラピストの業務管理を支援するメンタルヘルスのスタートアップAlmaは、PE企業であるThoma BravoとCignaのVC部門が主導するラウンドで1億3,000万ドルを調達した。
VCはスクーターに何十億も費やしたが、ほとんど見返りはない
5年前スクーターが登場し、通勤の足として、また救急病院に行く足として活躍した。スクーター・マニアは、50億ドル以上の資金を元手に世界中に広がったが、現在多くのスクーター関連銘柄は、Birdが単なるペニーストックとなり、脇に追いやられている。
エドテクノロジーの資金調達が激減
教育技術系スタートアップ企業の投資家は、2021年に記録的な金額を投じた後、今年、厳しい教訓を学び資金を減らしている。データによると、米国のEdtech企業への資金提供は、半年前の水準を下回る勢いだという。
Petfolkが4,000万ドルを調達
時代遅れになりがちな獣医市場は変化を求めており、投資家たちは、テクノロジーを駆使した獣医診療所であるPetfolkのシリーズAラウンドに4,000万ドルを提供することでこれに応えている。ノースカロライナ州に拠点を置くこのスタートアップは、ペットの飼い主と獣医の間のコミュニケーションギャップを埋める存在となっている。
Point Roboticsの手術用ロボットが台湾で初めてFDAの認可を受ける
食品医薬品局(FDA)は、台湾企業による初の外科手術用ロボットを認可した。Point Roboticsの携帯型ロボットは整形外科手術に使用でき、震える手のバランスを取り、より正確なドリルを可能にしている。
Lunar Energyが3億ドルを調達
クリーンエネルギー技術は、最近、投資家にとって光り輝く道標となっている。カリフォルニアに拠点を置き、ステルスモードで活動をしているLunar Energyは、過去2年間に3億ドルを調達した。
Digital Diagnosticsが7,500万ドルを調達
ヘルスケアの質、アクセスや手頃な価格を変革する自律型AI診断プラットフォームのDigital Diagnosticsは、Kohlberg Kravis Robertsが主導するシリーズBラウンドで7,500万ドルを調達した。
Ready Player Meが5,600万ドル を調達
メタバース向けのクロスゲーム・アバター・プラットフォームを開発するReady Player Me は、Andreessen Horowitz が主導するシリーズBラウンドで5,600万ドル を調達した。
ArabyAdsが3,000万ドルを調達
オンラインマーケティング、広告など、あらゆるサービスを提供するアドテク企業ArabyAdsは、AfricInvestが主導するシリーズBラウンドで3,000万ドルを調達した。
Rookoutが1,600万ドルを調達
クラウドネイティブのデバッグとライブデータ収集のプラットフォームを提供するRookout は、Fort Ross Venturesが主導するシリーズBラウンドで1,600万ドルを調達した。
New Enterprise Associatesが新ファンドで51億ドルを調達
ベテランVCのNew Enterprise Associatesが、51億ドルを調達した。これは、2022年にグロースステージへの投資が減少したため、一般的なトレンドに逆行するものである。
Celonisが10億ドルを調達し、130億ドルの評価額となる
プロセスマイニング・ツールを使って企業の非効率性を発見し、修正することを支援するデカコーンCelonisに資金が流れ続けている。今回の資金調達では、4億ドルの増資と6億ドルを上限とする信用枠が設定された。
Digital Diagnosticsが7,500万ドルを調達
AI対応診断スタートアップ Digital Diagnosticsは、KRRが主導し、バイオテクノロジーに特化した8VCとヘルスケアに特化したOptum Venturesが参加するシリーズBラウンドで7,500万ドルを調達した。
Tamaraが1億ドル を調達
顧客に分割払いのBuy Now, Pay Later プラットフォームを提供するTamara は、Sanabilが主導するシリーズBラウンドで1億ドル を調達した。
Inworld AIが5,000万ドルを調達
メタバース、VR/AR、ゲーム、仮想世界などの没入型リアリティに登場するAIを搭載した仮想キャラクターを作成するクリエイティブプラットフォームInworld AIは、Intel Capitalが主導するシリーズAラウンドで5,000万ドルを調達した。
TRIPが1,200万ドルを調達
アダプトゲンを配合したウェルネス製品を販売するCBDブランドTRIPは、シリーズAラウンドで1,200万ドルを調達した。
ビットコインが2万1000ドル割れ
暗号通貨が不安定な動きをしている。時価総額で最大の暗号通貨であるビットコインは、7月中旬に2万1000ドルの安値をつけた後、少し盛り返し、先週は約10%下落した。
ベンチャー投資家が原子力プロジェクトに数十億円を投入
原子力発電は、ベンチャー投資にとって大きな年であり、資本を集めているのは核融合のスタートアップ企業だけではない。Crunchbaseの分析によると、原子力プロジェクトに投資する企業は、この1年で合計34億ドル以上の資金を集めた。
バイオテクノロジー・スタートアップ企業の急成長
今週はBill Gates氏が設立したスタートアップ企業によるモンスター級のラウンドと、バイオテクノロジーやヘルスケア関連のあらゆるものへの絶大な関心があつまり、資金調達が少し活発化した。このほか、マーケティング、旅行、フィンテックなどのスタートアップ企業も、8月としてはこれまでで最高の資金調達となった。
TXOne Networksが7,000万ドルを調達
産業用制御システムをサイバー攻撃から保護するサイバーセキュリティ・ソリューションのTXOne Networks は、TGVest Capital が主導するシリーズBラウンドで7,000万ドルを調達した。
Solstenが2,200万ドルを調達
デジタル世界における未来の顧客体験を強化するAI企業 Solstenは、Konvoy Venturesが主導するシリーズBラウンドで2,200万ドルを調達した。
Bravo Sierraが1,700万ドルを調達
軍用製品およびパーソナルケアに特化したウェルネス企業 Bravo Sierraは、The Merchant Clubが主導するシリーズBラウンドで1,700万ドルを調達した。
Flossyが1,500万ドルを調達
患者が手頃な価格で高品質の歯科医療にアクセスできるようにする歯科医療プラットフォームのFlossy は、TTV Capitalが主導するシリーズAラウンドで1,500万ドルを調達した。
Motivoが1,400万ドルを調達
メンタルヘルス企業とバーチャル臨床スーパーバイザーやライセンスプロバイダをつなげるMotivo は、Cox Enterprisesが主導するシリーズAラウンドで1,400万ドルを調達した。
FOMO Payが1,300万ドルを調達
デジタル決済と銀行ソリューションを提供するフィンテック企業のFOMO Payは、Jump Cryptoが主導するシリーズAラウンドで1,300万ドルを調達した。
2、ITニュース
McKinsey’sレポート:2つのAIトレンドがTechnology Trends Outlook 2022のトップに
McKinsey’sが新たに発表した「Technology Trends Outlook 2022」では、現在展開されている最も重要なテクノロジートレンド14のうち、応用AIと産業化する機械学習の2つが選ばれた。
特に応用AIは、実績のある成熟した技術に基づいていると考えられており、イノベーション、関心、投資に関する指標において、14のトレンドの中で最も高いスコアを獲得した。レポートでは、応用AIはいくつかの産業で実行可能なアプリケーションがあり、他のトレンドよりも主流に近い状態であることを指摘している。
OpenAIがGPT-3 APIを値下げ
OpenAIは、GPT-3 APIサービスの価格を最大で2/3に引き下げると、同社のウェブサイトで発表した。9月1日から適用されるこの新しい価格プランは、OpenAIの主力製品である大規模言語モデル(LLM)上で製品を構築している企業に大きな影響を与える可能性がある。この発表は、ここ数カ月、LLMとそのさまざまな分野への応用に対する関心が高まっていることを受けたものだ。しかし、OpenAIの新しい価格設定モデルで興味深いのは、微調整されたGPT-3モデルには適用されないという点である。
3D再構成が次の技術的破壊要因になる理由
広く利用されている2Dデータとは異なり、3Dデータはスケールとジオメトリの情報が豊富である。
データ駆動型の3Dモデリングや3D再構成は、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)などの産業からますます需要が高まっているコンピュータビジョン分野であり、暗黙の神経表現の急速な進歩により、バーチャルリアリティ体験の新たな可能性が開かれている。
ロシア・ウクライナのサイバー戦争が企業に与える影響 : 3分の2が標的とされている
Venafiが発表した調査によると、セキュリティの意思決定者の64%が、自分の組織が国民国家のサイバー攻撃の直接の標的となった、または影響を受けたと疑っていることがわかった。サイバー戦争は、ロシアやウクライナに関連する国や団体だけでなく、サイバー犯罪者がますます複雑な脅威を開発しているため、世界中の組織にも影響を及ぼしている。
Next.jsのリリースによりNetlifyがWebパーソナライゼーションをエッジにもたらす
Netlifyは、高度なNext.jsミドルウェアをサポートする新しいNext.jsランタイムをリリースした。この新しいリリースの目的は、エッジでのパーソナライゼーションを強化することである。
Netlifyは、Webサイトやアプリの構築、デプロイ、ホスティングを行うPlatform-as-a-Service(PaaS)で、DocuSign、TripActions、Twilioなど、多くの大規模Next.jsプロジェクトに対応している。
AIaaS(AIアズ・ア・サービス)がAIの民主化に貢献する理由
IBMによると、2022年の世界の人工知能(AI)導入率は4ポイント上昇し、35%近くに達したという。しかし、大企業と中小企業のAI導入の格差も、この1年で大きく広がったことも判明した。
大企業は、業務の一部としてAIを積極的に導入している可能性が2倍高く、開発コストや拡張性の問題からAIを模索しているか、まったく追求していない可能性が高い中小企業と比べて、その差は歴然としている。
Apple製品がこれまで以上にセキュリティの脅威にさらされやすくなった理由
AppleはiOS15.6.1とiPadOS15.6.1に対して2つのゼロデイ脆弱性が発見されたことを発表した。1つ目は、アプリケーションがカーネル権限で任意のコードを実行できるようになるもので、2つ目は、悪意を持って細工されたウェブコンテンツを処理することで、任意のコードを実行される可能性があるということである。 企業環境におけるmacOSデバイスの採用は着実に増加しており、昨年は23%に達していることから、Apple製品は企業にとってより大きなターゲットになりつつある。
景気低迷でも巨額の資金を確保するAI企業がある理由
成長資金の減速により、テック系スタートアップは厳しい状況に置かれている。投資会社は投資先企業に対し、ランウェイを延長するよう助言している。また企業は評価の引き下げに苦しみ、コスト削減のためにレイオフに手を染めている。
同時に、市場ではイグジットが116%増加しており、その90%がM&Aであることから、スタートアップ企業が資金繰りの問題に直面し続ける中、財務的に安定した大企業に引き寄せられる傾向があることがわかる。AIスタートアップの中には、巨額の投資ラウンドの調達に苦労しない企業もあり、近い将来AI市場がどこに向かうかを示唆している。
データレイクハウスが成長と俊敏性のカギとなる
データドリブンへの取り組みが強化される中、新しいデータレイクハウス・アーキテクチャに投資する企業が増えている。この統合データ戦略の目標は、すべての従業員がデータと人工知能にアクセスして活用し、より良いビジネス上の意思決定を行えるようにすることである。
Databricksが最近行った調査によると、調査回答者の約3分の2(66%)がデータレイクハウスを利用していることが判明した。また、現在利用していない回答者のうち84%が、利用を検討しているという。
Intelの副社長がNvidiaに対抗してAI戦略を語る
5月に開催されたIntelのイベント「Vision」で、同社の新CEOであるPat Gelsinger氏は、AIが同社の将来の製品の中心であると強調するとともに、AIがより高い性能レベルの演算を必要とすることから、Intelの戦略全体の重要な推進力となると予測している。
IntelのAIおよび分析担当副社長兼ゼネラルマネージャーであるWei Li氏によると、IntelがAI分野で競争するために際立って準備ができているのは、ソフトウェアとハードウェアの強い結びつきによるものだという。
サイバーセキュリティ・ベンダーはゼロ・トラストをどのように誤って伝えているか
企業のIT部門とセキュリティ部門は、ITインフラが変化するリスク要件に対応するにつれて、ゼロトラストが進化していくことを認識している。
Forrester のシニアアナリストである David Holmes 氏は、「ゼロトラストの不当表示がほんの一握りの技術に限られていればよいのだが、悲しいかな、この行為はいたるところで行われており、どのベンダーも自社のトラックの全製品を ZT 洗浄するという誘惑から逃れられないようだ」と述べている。このため、ベンダーの主張するゼロトラストを顧客の視点から評価するためには、ベンチマークを理解し利用することが有効であるという。
データパイプラインの自動化:Upsolverはどのように複雑さを軽減することを目指しているのか
Upsolverは、データパイプラインを複雑なものにせず、ストリーミングエンジン、インデックス作成、アーキテクチャなどの主要な構成要素を備えている。Upsolverのクラウド対応アプローチには、「クラウド用のデータパイプラインプラットフォームと…コンピュートとストレージが互いに依存しないようにデカップリングした」とCEOであるOri Rafael氏は述べている。
このアーキテクチャと、ソリューションの他の側面で提供される自動化により、データエンジニアリングは、退屈で時間のかかる規律から、データエンジニアを解放する規律へと再構築される可能性がある。
Nexlaの最新の買収は、あらかじめパッケージ化されたすぐに使えるデータセットを提供
カリフォルニア州サンマテオを拠点とする共同データ運用プラットフォームNexlaは、高度な分析および機械学習アプリケーション用のクリーンなデータセットを提供するFidapの買収を発表しした。
この買収により、NexlaはFidapのデータ機能をロープインし、企業向けの製品ポートフォリオを拡張することになり、その結果、既存のソースからのデータを統合するだけでなく、外部データセットをあらかじめパッケージ化し、すぐに使える形で提供することが可能になる。
チャットボットのデザインに関する3つの神話
最近のGartnerのレポートによると、2027年までにチャットボットは組織のおよそ4分の1にとって主要な顧客サービスチャネルになるという。
Kore AIのチーフ・デザイン・オフィサーであるSusan Hura氏によると、チャットボットは、ウェブサイト上に住む全知全能のバーチャルアシスタントで、あらゆる質問にすぐに答えられるようなものではないという。会話型AIをサポートするチャットボットを統合するのは手っ取り早く簡単に見えるかもしれないが、その裏には複雑な仕組みが隠されている。また、会話型AIチャットボットに関する誤解も多くあるという。
デジタルツインのスケーリングにコンポーザビリティが重要な理由
Digital Twin Consortiumは、コンポーザブルデジタルツインの開発を支援するフレームワーク「Capabilities Periodic Table (CPT)」を発表した。このフレームワークは、個々のデジタルツインを統合するための基盤作りを支援するために、サポートする技術の状況を整理したものである。
CPTは、開発サイクルの早い段階で、複数の分野のチームが協力するための共通の手法を提供すると述べている。重要な要素は、データサービス、統合、インテリジェンス、UX、管理、信頼性を含む6つの能力カテゴリについて考えるための参照フレームワークである。
クラウドのセキュリティ パートナーやサプライヤーからのリスクに対する懸念が高まる
Proofpoint, Inc.がCloud Security Alliance(CSA)と共に発表したレポートによると、企業はセキュリティへの影響を懸念しているものの、多くの企業が高度なクラウドセキュリティおよびデータ損失防止(DLP)ツールをまだ導入していないことが明らかになった。
CSAのリサーチアナリストでレポートの主執筆者であるHillary Baron氏は、COVID-19の中でデジタル変革が急がれたことを指摘している。これにより、リモートワークが促進され、ビジネスが継続される一方で、大規模な構造変化により、意図しない結果や課題が発生した。