1、ベンチャー投資
Delphiaが6,000万ドルを調達
誰もがデータを改善できるようなAI投資戦略を構築するDelphiaは、Multicoin Capitalが主導するシリーズAラウンドで6,000万ドル調達した。
Middeskが5,700万ドルを調達
企業認証とアンダーライティングの決定を自動化するIDプラットフォームのMiddeskは、Canapi Venturesが主導するシリーズBラウンドで5,700万ドルを調達した。
Papercupが新たに2,000万ドルを調達
英国を拠点とし、スピーチを他の言語に翻訳するAIを使ったダビングサービスのスタートアップ、Papercupは2,000万ドルを調達した。
企業ユーザーのデータアクセスを加速するImmutaが1億ドルを調達
ボストンを拠点に、データアクセス制御、セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスの自動化を支援するクラウドネイティブなプラットフォームを提供するImmutaは、シリーズEラウンドで1億ドルを調達した。
Envision Digitalが2億1,000万ドル を調達
世界中の組織にソフトウェアソリューションを提供し、市民の生活の質を向上させるEnvision Digital は、Sequoia Capital Chinaが主導するシリーズAラウンドで2億1,000万ドル を調達した。
Nfiniteが1億ドルを調達小売業者がCGI技術によって商品ビジュアルを作成し、表示することができるAIベースの3Dビジュアライゼーションソフトウェアを開発するNfiniteは、Insight Partnersが主導するシリーズBラウンドで1億ドルを調達した。
Whisticが3,500万ドルを調達
ベンダーのセキュリティ情報を評価、公開、共有するベンダーセキュリティネットワークのWhisticは、JMI Equityが主導するシリーズBラウンドで3,500万ドルを調達した。
Ethenaが3,000万ドルを調達
ハラスメント防止教育ソフトを販売するSaaS(Software-as-a-Service)のEthenaは 、Lachy Groomが主導するシリーズBラウンドで3,000万ドルを調達した。
CareAcademyが2,000万ドルを調達
高齢者介護の専門家向けのオンライントレーニングを提供するCareAcademyは、Goldman Sachs Asset Managementが主導するシリーズBラウンドで2,000万ドルを調達した。
Budが8,000万ドルを調達
ユーザーがあらゆる金融商品のデータにアクセスすることを可能にするオープンバンキング・プラットフォームのBud は、TDR Capital が主導するシリーズBラウンドで8,000万ドルを調達した。
Let’s Do Thisが6,000万ドルを調達
世界規模の耐久イベントを扱うオンラインマーケットプレイス Let’s Do This は、Craft Ventures が主導するシリーズBラウンドで6,000万ドルを調達した。
Stellateが2,500万ドルを調達
GraphQL APIを高速化するための開発者向けプラットフォームのプロバイダー Stellate は、Tiger Global Managementが主導するシリーズAラウンドで2,500万ドルを調達した。
Hammoqが2,400万ドルを調達
自動運転でビジネスを行うための人工知能ソリューションをリコマース販売者に提供するHammoqは、Sierra Venturesが主導するシリーズAラウンドで2,400万ドルを調達した。
Opalが1,000万ドルを調達
拡張性のあるアクセス管理ワークフローを構築できるよう、企業を支援するOpalは、Greylockが主導するシリーズAラウンドで1,000万ドルを調達した。
バイオテック系スタートアップの資金調達も鈍化
バイオテクノロジー系スタートアップへのベンチャー資金調達は、2021年にピークを迎えた後、2022年に減速した。この減速は、世界のベンチャー資金調達がより広範に後退する中で生じたものである。
Credit.comの親会社が100人以上の雇用を削減、技術系の解雇が加速中
Crunchbase Newsによると、信用報告書修復会社のProgrexionは先月、100人以上の従業員を解雇している。ソルトレイクシティに拠点を置く同社は、厳しいビジネス環境の中で雇用を削減する最新のハイテク企業の1つに過ぎない。Crunchbase Newsのレイオフ・トラッカーによると、米国のハイテク部門は今年、17,000人を大きく上回る雇用を削減している。
オンラインで商品の3D版を提供するnfinite が1億ドルを調達
オンラインで物を買うことは日常生活の一部となり、消費者は商品をあらゆる次元で見たいと思うようになった。パリに拠点を置き、顧客にそのような体験を実現するfiniteは、Insight Partnersが主導するシリーズBラウンドで1億ドルを調達した。
パンデミック・ウェディングブーム
アメリカの結婚式は、パンデミックによる延期を経て、今年、過去40年近くで最高の水準に達すると予想されている。2018年に5億4,300万ドルのピークを迎えたものの、その後減少している結婚式関連のスタートアップへの資金調達は、それに続くだろうか?
この1週間で雇用を削減したテック企業
スタートアップ企業と大手上場企業の両方が市場の課題への対処で人員を削減したため、この1週間でさらに数社の米ハイテク企業が従業員を解雇した。Crunchbase Newsの分析によると、今年に入ってから米国のハイテクセクターでは、少なくとも17,000人の従業員が大量に解雇されているとのこと。
Perimeterが1億ドルを調達し、最新のサイバーユニコーンに
Perimeter 81は、シリーズCで1億ドルを調達したことによりユニコーンとして評価され、最新の「サイバーコーン」となった。同社のプラットフォームは、企業がリモートアクセス、ネットワークトラフィック、エンドポイントデバイスを保護し、ゼロトラストネットワークアクセスを可能にしている。
Chainguardが5,000万ドルを調達
ソフトウェアサプライチェーンをデフォルトで安全にするソリューションを提供するChainguardは、Sequoia Capital が主導するシリーズAラウンドで5,000万ドルを調達した。
Transition Bioが5,000万ドルを調達
創薬や診断のためのコンデンセート技術を提供するTransition Bio は、Northpond Venturesが主導するシリーズAラウンドで5,000万ドルを調達した。
LatchBioが2,800万ドルを調達
バイオコンピューティング向けにコードフリープラットフォームを提供するバイオテクノロジー研究企業LatchBio は、Coatueが主導するシリーズAラウンドで2,800万ドルを調達した。
VCの資金調達は減少しているが、すべてのステージで減少しているわけではない
Crunchbaseのデータによると、先月の世界のベンチャー資金調達額は390億ドルで、1年以上ぶりに400億ドルを下回る結果となった。5月の数字は、2021年11月に到達した700億ドルのVC資金調達のピークを大きく下回っている。しかし、レイトステージやテクノロジーグロースへの投資が最も深刻な影響を受けている一方で、シードファンディングは驚くほど堅調に推移している。
大型VC案件が低迷した週、誰が大型ラウンドを調達したか
ベンチャー市場の弱体化を示すもう一つの兆候として、先週は大型のベンチャー企業によるラウンドがなかなか成立しなかった。米国では、1億ドル以上の資金を調達したスタートアップ企業は5社のみであった。最大のものは、ミシガン州の金融サービス会社に対する7億2,500万ドルの資金調達で、過去8年間に3,800万ドルから35億ドルへと収益を伸ばした。
もうひとつの人材育成ユニコーンが1億ドル以上を調達
オーストラリアに本拠を置く人材育成のオンライン・ハブ、Go1は、最新の資金調達ラウンドで1億ドル以上を調達した。
2、ITニュース
MITの研究者がApple M1チップの脆弱性を発見
MITコンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)は、Apple M1チップのポインタ認証機構を無効にすることができる新しいハードウェア攻撃に焦点を当てた研究を発表した。
GoogleがAIプラットフォーム「Vertex」のメジャーアップグレードを導入
Googleは、開催されたGoogle Cloud Applied ML Summitで、ユーザーが本番環境で機械学習(ML)モデルをより迅速かつ効率的に作成、展開、管理、保守できるように設計された新しい製品機能群と技術パートナーシップを明らかにした。
AWSがメインフレームのワークロードをより迅速かつ容易に近代化することを目指す
Amazon Web Services(AWS)は、「AWS Mainframe Modernization」サービスを一般に公開したことを発表した。メインフレームベースのワークロードのクラウド上への再構築を促進することで、このサービスは顧客にとって近代化プロセスをより簡単、迅速、かつコスト効率の良いものにするとしている。
看護師不足に取り組むスタートアップ企業が巨額の資金を調達
医療従事者の求人・求職・スキルアップを容易にすることを目的としたツールやプラットフォームを提供するベンチャー企業への資金調達が活発化している。特に、多くのスタートアップ企業は、パンデミックの始まり以来、壮大な規模に達している看護師不足に対処しようとしている。
Musk氏がTwitterを買うのを助ける秘密投資会社
新しい報告によると、Elon Musk氏がTwitterを買収するための主要な後援者の1人は、ドバイに拠点を置き、50億ドルの資産を蓄積している秘密投資会社であることが判明した。Vy Capitalは、同氏のThe Boring Co.とNeuralinkのベンチャー企業にも出資している。
2022年5月に誕生したユニコーン企業34社
2022年、世界のベンチャー資金が2カ月連続で減少する中、34社がThe Crunchbase Unicorn Boardに加わり、最新の資金調達で中央値で1億1,800万ドルを調達した。
LeanIXとSAPがビジネスプロセスとエンタープライズアーキテクチャの変革を目指す
今年はIT支出にとって大きな年になるはずだった。Gartnerは、2022年のIT予算がさらに4%増の4兆4,000億ドルに達すると予測したが、世界的な景気後退の可能性に対する懸念から、その熱意は冷めつつある。CIOは予算を引き締め、支出の優先順位を見直し、供給不足と不確実性が長期化する可能性がある中で、ビジネスを維持するために何が必要なのかに焦点を合わせている。
Genesysがコンタクトセンターでの顧客サービスを強化するためにさらなるAIを導入
この統合プラットフォームにより、GenesysのユーザーはAI主導のインサイトでカスタマーエクスペリエンスの方向性をより深く理解することができるようになる。
人工知能がスーパーコンピュータに新たな超能力をもたらす
最速・最強のスーパーコンピュータはさまざまなことができるが、人工知能(AI)に傾注することが増えている。ドイツのハンブルクで開催された「国際スーパーコンピューティング会議(ISC)2022」で、ベンダーは世界最速のスーパーコンピューター向けの新しいハードウェアとソフトウェアシステムを発表した。
WalmartではAIがいたるところに埋め込まれている
Walmartの店舗の通路を歩いていても、それを見ることはできないし、Walmartの荷物を玄関先で受け取るときにも、また、Walmartのウェブサイトで検索している時も気づくことはないだろう。しかしAIとMLは、サプライチェーン管理やショッピングから検索に至るまで、Walmartの組織全体に埋め込まれている。
企業がAI最高責任者を任命する必要性
世界的な法律事務所Baker McKenzieのパロアルトオフィスで機械学習とAI業務を率いるBradford Newman氏は、人工知能の利用が企業全体で急増し、現在AIの倫理、バイアス、リスク、規制、法規制をめぐる問題がビジネスシーンで渦巻く中、AI最高責任者を任命することの重要性はこれまで以上に明確になっていると述べている。
ParkourSCがオブジェクト指向のサプライチェーンプラットフォームを拡張
ParkourSCは、サプライチェーンのデジタルツイン技術ラインを拡張、より多くのサプライチェーンコンポーネントをライブ動作モデルにデジタル化し、サプライチェーンパートナー間で共有することを容易にした。
MongoDBの分析への歩み
MongoDBは、コンテンツ管理をサポートするネイティブ検索、IoT(Internet of Things)ユースケースをサポートする時系列データ、eコマースアプリの次善の策といったユースケースをサポートするチェンジストリームを追加した。
Datarobotがバイアス軽減を強化したAIクラウドプラットフォームをアップデート
わずか数カ月前に、H2O AIはディープラーニングのトレーニングエンジン「Hydrogen Torch」を発表したが、今回、DataRobotは、バイアス検出の強化、コード実験、企業向けMLopsの拡張に焦点を当てたAIクラウドプラットフォームのアップデートを発表した。
Backblazeが企業が地域間でデータを保存・同期するための「クラウドレプリケーション」を開始
企業および消費者向けのデータバックアップおよびクラウドストレージプロバイダーであるBackblazeは、企業が地域間でデータセットを保存および同期するのを容易にする新しい「クラウドレプリケーション」サービスを開始した。
Coca-Colaがサプライチェーン調達の強化にAIを活用
Coca-Colaでグローバルアナリティクス、サプライチェーンのディレクターを務めるBrett Fultz氏によると、アトランタに拠点を置く世界的な飲料メーカーである同社で調達とソーシングの取り組みを強化するために、人工知能(AI)と機械学習ツールが欠かせない存在になっているという。
AGIの議論が再び白熱
時々、 汎用人工知能(AGI)がすぐそこまで来ているという議論が再浮上することがある。そして今、私たちはそのサイクルの真っ只中におり、メディアは、AIシステムが言語を習得し、一般化に向かっているという報道で溢れかえっている。またソーシャルメディアでは、ディープニューラルネットワークと意識に関する熱い議論が交わされている。
AIが医療にアクセシビリティと公平性をもたらす
米国国勢調査局の報告によると、2020年のCOVID-19の発症期間中、2800万人のアメリカ国民が健康保険に加入していなかったという。また加入していても、メンタルヘルスサービスや乳がん検診のフォローアップなど、個人が必要とするものすべてがカバーされているとは限らないことが多い。人工知能(AI)の介入で、質の高いヘルスケアの選択肢を低コストで提供できるようになるという。VaraやParadromicsなどの企業が、すでに手頃な価格とヘルスケアの成果を高めるために取り組んでおり、投資家も注目している。